

少々話は脱線するが、デリヘルを始めたが、中には業績が好調で、事務所やデリヘル嬢の休憩スペースも必要になってきた、さらに店舗型の風俗店まで手を広げたい、そのために一挙にビルごと買い取って事業規模を拡大したいという人もいるかもしれない。そんなとき、減価償却費の裏技を使えばより節税効果を高めることが可能になることがある。私の知人の矢川強税理士(四七歳)が使ったテクニックを紹介しよう。矢川税理士はクライアントである中小企業の社長から、店舗の購入で相談を受けた。新店舗を購入しようと思っており物件を探したところ、A、Bの二つの物件が最後に残った。どちらかの物件に決めたいのだが、価格も立地もほぽ同等で、選ぶに選べない。先生はどっちが良いと思いますか、という相談だった。矢川税理士は二つの物件を調べ、迷いなく物件Aを推薦した。価格、立地とも同程度の物件にもかかわらず、彼が自信を持って物件Aを推薦したことに、社長は驚いた。「どうして物件Aなんですか」彼は答えた。「物件Bよりも物件Aのほうが、減価償却費が多く計上できるからです」会計に詳しい人でないかぎり、「減価償却費」という言葉は聞いたことがあっても、その正確な意味は知らない人が多いかもしれない。減価償却費とは、取得した固定資産をその年だけの経費にするのではなく、毎年、少しずつ費用計上するというちょっと変わった費用だ。そしてこの減価償却費の計上の仕方によって、大きく節税することが可能となる。ここまで読んでもちんぷんかんぷんという人のために、まず減価償却費を具体的な例を使って説明したいと思う。例えば、あなたが現金(キャッシュ)で五〇〇万円の新車を購入したとしよう。このとき、あなたの資産の中に車が五〇〇万円として計上される。「この車、いくらぐらいするの?」と友だちに聞かれたら、あなたは少し誇らしげに「五〇〇万円!」と答えるかもしれない。しかし、同じ質問を五年後にされたらどうだろうか。どう答えるだろうか?「新車で五〇〇万円したけど、今は二〇〇万円ぐらいの価値しかないよ」と少し謙虚に答えるのではないだろうか?減価償却を知らない人でもこのように、自然と減価償却費の概念を理解している。五〇〇万円で買った資産(車)も、使い続けられると、徐々に価値が下がっていく。車は消耗品だから、長く使っているとあちこちが故障してくる。たいていは10年ぐらいが機能的に買い替えの周期にあたるのではないだろうか。このように価値が毎年減っていくことを「減価償却」といい、減少した分を「減価償却費」と呼ぶ。会社を経営していると、この減価償却費は決算書で費用として計上することができるのだ。つまり、ある会社の社長が社用車として車を買うと、毎年、損益計算書(P/L)に、車の減価償却費が計上されるのだ。それと同時に貸借対照表(B/S)の固定資産の欄には、新車価格から、これまでの減価償却費分か引かれた車の額が計上される。購入したときには、新車価格そのままが計上されるが、二年目以降からは価値が下がっていくのだ。なお、固定資産の寿命(会計用語では耐用年数という)は、財務省令で定められており、資産の種類によって変わってくる。例えば、木造住宅は二二年、パソコンは四年などのように細かく指定されているのだ。さて話を元に戻そう。クライアントである中小企業の社長から、価格が同じA、Bの二つの物件から選択を頼まれた矢川税理士だったが、両物件を比較した後に、物件Aを迷わず推薦した。それはなぜだったのか?・購入した物件の評価額を調べたところ、「土地一建物」の比率が、それぞれ、「物件A=四〇ヱハ○」「物件B=五〇‥五〇」という比率だったからだ。両者にはどのような違いがあるのだろうか。実は建物は減価償却ができるが、土地は非減価償却資産なので、償却することができない。だから建物の比率を高くすればそれだけ費用を計上でき、売り上げから差し引かれた利益の額を小さくできる。つまり節税になるのだ。仮に物件A、Bがどちらも1000万円の物件だったとしよう。このとき物件Aは六〇〇万円を減価償却費の対象として経費計上できるが、Bは五〇〇万円しか経費計上できない。両者には10〇万円の差が存在するのだ。矢川税理士はさらにこの地区で、七〇%が建物価格だったという事例があることを突き止め、物件Aの建物比率を上げる事が可能かどうかを、不動産業者にかけあった。不動産業者はこの申し出を認めてくれ、無事、物件Aの「土地一建物」が「三〇一七〇」という比率で購入することができたのだ。こうして新たに減価償却費という五〇年間でプラスニ○○万円の経費をつくることができた。物件Bを素直に購入していたら、A物件と比べて、二〇〇万円分か計上されず、結果、利益が発生し、より多くの税金が課税されるところだったのだ。この一件で、矢川税理士はクライアントの社長からとても感謝されたということだ。減価償却費は、実際には現金などの支出の伴わない経費なので、その費用を計上することでまるまる節税になる。このように物件選びの際には、場合によって減価償却費が決め手になることもあるということを覚えておいてほしい。最後に固定資産の耐用年数の代表例を掲載しておくので、参考にしていただきたい。
[参考]
鶯谷デリヘル情報サイト
鶯谷・大塚デリヘル情報サイト
待機部屋を経営側の観点から見てみよう。私か友人から紹介されたデリヘルの経営者は、自宅を事務所にしていた。開業のきっかけは、自分かひいさにしていたデリヘル嬢に「彼女がいるお店がいかに女のコに冷たいか」をグチられたI』と。そこで「それならオレが女のコの理想の店を作ってやろう!・」と、彼女が在籍していた店の批判を口にしながら、理想論ばかり並べた高待遇の店をオープンさせた。最初は謙虚な姿勢だったが、売上が伸びるに従い私のアドバイスに対しても「風俗のことはオレの方が知っている」とばかりに、耳を貸さなくなった。一時期は友人の友人ということもあり、よく取材に行ったのだが、ある日、どうも様子がおかしいと感じた。ダウナー系の精神状態のコがいて、そのコが可愛いからと店の看板にしていた。こちらの取材にもそれを知りつつ彼女をあてがってきたが、案の定、こちらの質問には答えられず、彼に助けを求めるような視線を送り、その場でドタキャン。よく見ると、オトコもののTシャツを着ている。聞くと、店長のものだという。彼女は彼の自宅でもある待機部屋に住み込み、他の女のコだちとは明らかに距離のある様子だった。また、この店では店長が猫好きで、猫が何匹も走り回っていたり、朝食の納豆のパックが無造作に転がっていたりと、生活臭がプンプン。仕事場とプライベートな場所の区別がつかなくなると、店長も女のコたちも互いに私的な感情を抱くようになってくる。とくに看板娘は稼げる女のコだし、精神的にもデリケートだから、店長は人{倍気を使っていたのだろう。他の女のコだちから見れば、彼女ばかりをひいきしているように感じても不思議はない。それから数ヶ月後、件の看板娘を大手グループのヘルス店で見かけた。気になって彼の店のHPで在籍を確認しようとしたら、すでに閉鎖されていて、電話もつながらない。私のイヤな予感は見事に的中した。デリヘルでも大手グループで経営が順調にいっているところは、待機場所が清潔で一般のオフィスのように整頓されている。スタッフも仕事と割り切り、女のコだちとは交わらない場所にいて、会話も極めて事務的な内容しかしない。前出のデリヘルとは正反対だ。本当に気心の知れた者同士が、数人で店を切り盛りしていくなら、運命共同体的スタンスでアットホームな雰囲気もいいかもしれない。だが、一度そういう状況を作ってしまうと、常連ばかりの居酒屋のように、新人が溶け込めないムードになって、事業としての拡大が見込めなくなる。また、件のデリヘル店長は自分が惚れたデリヘル嬢の言葉を鵜呑みにして、同じエリア内にある、彼女が在籍していた店の悪口ばかり言っていた。それも、結果的に自分自身の首を絞めたことにつながっていると、私は推察する。売れっ子の風俗嬢はプロ意識が高いので、待機部屋にいても決して客の悪口の会話などに加わることとはない。どんな客に対しても感謝の気持ちを持って接することを心がけているし、稼ぐ手段と割り切っているから、サービス内容や客を熹ばせるテクニックなどは秘密にしているのだ。一見、なごやかに見える待機部屋も、その裏では駆け引きや腹の探り合いの応酬で、熾烈なサバイバル合戦の場となっている。
[参考]
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